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2015年3月 6日 (金)

2014年末~年始ブラジルの旅(5)リオのファベーラツアー

リオでは、夜のサンバライブだけでなく、昼間もいろいろなスポットを巡りました。
最高気温40度近く。猛暑には苦戦しました・・・
■ファベーラ(Favela)ツアー
3dscf2532 ファベーラとは、ブラジルの不法占拠住宅地のこと。リオデジャネイロでは、平地に富裕層が住む一方、貧困層は山肌に張り付くように集まる家々(ファベーラ)に住んでいることが多く、「モーホ(morro)=丘」とも呼ばれます。格差社会のブラジルで、医療や教13dscf2537育など深刻な問題を抱える貧困地域である一方、ブラジルを代表する文化、サンバが生まれた地でもあります。リオの有名エスコーラ(サンバチーム)は、大半がファベーラの住民組織。良くも悪くもブラジルを象徴する存在です。
 最近まで麻薬組織に支配されるなど、「近づいてはいけない」場所だったファベーラ。近年、麻薬組織の追放作戦、警察の常駐化、電気や水道などのイ8dscf2539ンフラ改善が進み、かなり治安が改善されました。地域ではファベーラ観光が貴重な「産業」となりつつあります。
 リオのセントロ(中心部)からやや南のボタフォーゴ(Botafogo)地区。ファベーラ「サンタ・マルタ(Santa Marta)」のツアーに参加しました。
 ここに来るのは12年ぶりでした。12年前は、僕がかつて働いていたサンパウロのファベーラの関係者のつてをたどって訪問。地元14dscf2544の住民団体の方に案内してもらったのですが、麻薬組織が勢力を維持していたため「OKと言った場所以外では絶対カメラを出すな」などと厳重に注意されながらの訪問でした。
 すっかり安全になったサンタ・マルタは、人口約5000人の、リオとしては小規模なファベーラ。ガイドはここで生まれ育ち、今も暮らすジウソン・フ11img_0367マッサ(Gilson Fumaça)さん、36歳。数々の仕事を転々とした後、英語を勉強してガイド会社「Favela Scene」を設立。従業員4人で、毎月約2000人を案内しているとのこと。
 ファベーラのふもとに集合。急な階段を登山のように上り、狭い道を歩き、リオ州政府が建設したケーブ20dscf2553ルカー(住民の移動、ごみの運搬に利用)に乗って、上へ。
 ここは、コルコバード(Corcovado)の丘のキリスト像を見上げることができるだけでなく、反対方向に少し歩くと、ボタフォーゴ湾に浮かぶ岩山「ポン・ジ・アスーカ(Pão de Açúcar)」を見下ろせます。リオの2大スポットに挟まれた最高の場所です。
 途中、ファベーラ内のジウソンの自宅にも案内してもらいました。
 このファベーラ31dscf2571はかつてマイケル・ジャクソンがビデオクリップを撮影した場所でもあり(オロドゥンと共演)、ファベーラの中にはマイケル像もありました。
 ふもとには、地元のエスコーラ(サンバチーム)「Mocidade Unida do Santa Marta」の練習
場が。リオのカーニバルの下位リーグで2年連続優勝・昇格し、今43s0052602_2年は3部リーグでパレードしました。年末年始は練習はお休みのため、見学できず残念。近くのバーも、普段ならサンバ演奏をやってるらしい。
 ブラジルの「出口のない貧困」に対する絶望感。20年前からずっと持ち続けていた重い気持ちに、少しだけ風穴が。そんな思いになった訪問でした。ジウソンありがとう。今度はサンバを見に来るよ。
 サンタ・マルタについては、こちらのブログ(2010年8月)をどうぞ。筆者は、僕にサンタ・マルタを紹介してくださった方です。

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